貯金しておけば安心、安全?

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貯金しておけば安心、安全?

最近、年金問題や税金の負担増の影響により、資産形成が広まっており、実際に取り組む方が増えてきました。
しかし、情報社会になった今、情報量が多すぎて何から手をつけていいかが分からず、結局貯金しているだけという方も多いのではないでしょうか?

今回のコラムでは貯金だけのリスクについて述べていきます。

持っているだけでは目減りする?

預金は“安全資産”として昔から言われてきました。
これは株式などのようにリスクがないことと、ここ20年程はデフレが続いていた背景もあるために言われてきました。
確かに貯金使わずにいれば、額面が減ることはありませんが、それは本当に安全なのでしょうか。
昔は預金金利が非常に高く、貯金しておけば勝手にお金が増えているなんて時代もありましたが、今は日銀のマイナス金利政策の影響により、ほとんどの銀行金利が0.001%となり、増えることは無いに等しい状態です。

コンビニなどのATMでお金を引き出すとなると手数料がかかるケースが多いので実際目減りしている状態です。

大手銀行も本来の業務で収益が上がりにくい状況下の中で、口座開設時に通帳発行の手数料が必要になったり、口座を保有しているだけで維持管理手数料費を取るようになるのでは?とも言われ始めています。

インフレのリスク

先述したように、日本はバブル経済崩壊後から長くに渡り、デフレが続いてきました。
しかし、今後インフレが起こらないという訳では決してありません。
現在、日銀が目標としている2%のインフレが仮に10年続くと、現金の価値は18%も目減りすることとなります。
20年続けば、33%も目減りすることとなります。
つまり、100万円の貯金が実質67万円の価値しかないという状態です。

実際物価は上昇している

先ほどデフレが続いているという話をしましたが、実際のところ物価は長期的にみると上がっています。
ですが日本は物価上昇に気づきにくいように売る側も工夫されているので、あまり実感はないかもしれません。
気づきにくいという理由は金額が値上げしているというよりも、内容量が減少しているためです。

例えば“小麦粉”は2006年時点で100円で524g購入できたのに対し、2016年時点では100円で417g、
バターは2006年時点で100円で63g購入できたのに対し、2016年時点では100円で46g、牛乳も196ml159mlといった具合で、かなりの物が内容量が減少されています。

インフレに対する対策

インフレに対応するために、必要なことは現金ではなく“モノ”で持つことです。
先述したように、インフレが進むと現金の実質価値は目減りしていきますが、“モノ”の価値は上昇していることが分かります。
分かりやすいとこでいうと金(貴金属)、プラチナ、不動産などです。
この中でも我々が取り扱いしている不動産はインフレに強いといわれます。その一つの理由がローンを活用することにあります。
インフレ時には紙幣価値が下がりますので、ローン残高も実質目減りしていることになります。
また、近年マンション価格は上昇を続けていることもインフレ時に期待できる要因です。

まとめ

資産形成が幅広く認知されてきた昨今ですが、何をすればよいか分からず結局貯金したままという方は非常に多いです。
まず貯金というのは銀行にお金を預ける運用の一種でもあることを認識し、貯金だけのリスクを理解しましょう。
弊社では不動産投資だけではなく、生命保険の見直しなども保険募集人が行っておりますのでお気軽にご相談ください。

ライフコンサルティング事業部
千葉陵太


Ryota Chiba ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部 課長
北海道千歳市出身。小学校2年生から野球に打ち込み大学から上京。
大学在学中にフィットネスクラブでパーソルトレーナーとして働きながら大学軟式野球で日本一に。
実力主義の会社で働きたいという思いでラクサスマネジメント株式会社に初の新卒採用で入社。
入社一年目は12月まで売上が立たずに挫折したがこのまま終われないと一念発起しトップセールスマンに。
現在は課長職でプレーイングマネジャーとして日々動いている。
不動産投資を通じてお客様の人生に寄り添い、より良い未来へ変えていきたい。
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