昨今、日本では将来不足すると言われている公的年金への対策として、
積立NISAやiDeCoなどの運用商品を活用した個人年金の確保が推奨されています。
弊社が紹介している不動産投資も、その選択肢の一つです。
不動産投資では、ローンを完済すると家賃収入が半永久的に入ってくるため、こちらを私的年金として活用します。
しかし、将来的に収入が入り年金対策をするとはいえ、だいぶ先のことになる為、メリットをイメージするのは難しいでしょう。
そこで今回は、改めて不動産投資の年金対策のメリットについて具体的にお話しさせていただきます。
まずは将来、個人年金がいくら必要なのかをおさらいしていきましょう。
今回は、定年の65歳から85歳までの20年間の老後について考えます。
“夫婦二人でゆとりのある老後“を送るために、
必要な生活費は生命保険文化センターの調査によると一ヶ月で379,000円*、
20年間で9096万円(379,000円×12カ月×20年)だと言われています。
*(生命保険文化センター2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」より)
それに対して、老後65歳の夫婦2人で受け取れる年金受給額は、
日本年金機構によると令和5年度の水準で国民年金と厚生年金合わせて224,482円*、
20年間で5376万円(224,000円×12カ月×20年)の年金を受け取れる計算になります。
*(日本年金機構 令和5年4月分からの年金額等について“厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額”より)
そのため老後に、ある程度ゆとりのある生活を送ろうと思えば、
この3720万円(9096万円-5376万円)分の差額をご自身で貯蓄しないといけない計算になります。
ですが、この金額は今後さらに増える可能性もあります。
日本の人口の動向を考えると、今後さらに日本人の平均寿命は延び、
年金の受給額は減少、物価は上昇することが十分考えられるからです。
現在、20代の方々が65歳になる時のことを考えると、
少なくとも老後のために4000万円クラスの貯蓄をしていく必要があるといえます。
ちなみに、この4000万円の貯蓄を不動産投資の一般的なローン期間35年に合わせて現金貯蓄を行う場合、
老後のためにひと月も欠かさず95,200円(4000万円÷12か月÷35年)の貯蓄をしないといけない計算になります。
そこで皆さん運用商品を活用して年金対策を取るのです。
*毎月少額の積立で数千万クラスの対策が取れる
弊社が紹介している区分マンション不動産投資では、物件や金融機関の融資状況によって一概には言えませんが、
約2500万円の物件を一般的な35年ローンを活用して、毎月2万円ほどの支出で運用することができます。
つまり不動産投資では、毎月2万円の積立で老後を迎える35年後には2500万円ほどの資産を手に入れることができます。
ちなみに同じ35年間で2500万円の積立を現金貯蓄のみで行った場合、
毎月59,500円(2500万÷12か月÷35年)が必要となります。
仮に不動産が、35年後に価値が下がって1500万円になってしまったとしても、
毎月35,700円(1500万÷12か月÷35年)の資産を手に入れることができます。
つまり、不動産投資ではかなり効率よく将来の資産形成ができるといえます。
とはいえ、昨今の世の中には様々な運用商品があるので、
仮に他の手段を取ったとしても同様の資産形成ができる可能性は十分にあります。
しかしここまでの話は不動産投資だけに特出したメリットではありません。
では、不動産投資によって受けることのできる老後のメリットとは一体何なのでしょうか?
*老後に定期的な収入源を得られる
不動産投資ではローンの返済が終わると、物件にもよりますが約7〜8万円ほどの家賃収入がほぼ毎月入ってきます。
こちらが私的年金となりますが、どんなメリットがあるのでしょうか?
それは老後も継続的な収入源を持てるところです。
老後にかかってくるお金は無限大です。
先ほど試算した“ゆとりのある老後を送るために必要なお金“も、
老後もずっと健康でいることができるのであれば問題ないのですが、残念ながらほとんどの場合そうはいきません。
入院すれば1日当たり平均で20,700円もの入院費*¹がかかり、
要介護になればさらに1カ月平均8.3万円もの介護費用*²がかかってきます。
*¹(生命保険文化センター2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」より)
*²(生命保険文化センター2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」より)
それだけではありません。
ご自身やご家族が亡くなられた場合の葬儀費用や、お子様などの結婚の際の費用など、
さまざまな場面での支出が予想されます。
収入源が限られてくる老後に、そのような突発的な支出が発生することを考えると
“老後豊かな生活を送るために必要なお金“を現金貯蓄のみに頼るだけでは十分とは言えないでしょう。
みなさんは65歳になった時に、
“2500万円の資産を手に入れた上にほぼ毎月7~8万円が20年間の収入として入ってくる老後” と
“せっかく貯めた2500万円を20年間かけて切り崩していく老後”
どちらが理想ですか?
今回は不動産投資の年金のメリットについて改めて紹介してきました。
昨今、様々な運用商品がある中で、
不動産投資以外の資産運用を活用したとしても将来必要な私的年金額を貯蓄できる可能性は十分にあります。
しかし、不動産投資のように少ない自己資金で老後に向けて資産を形成し、
老後も半永久的な収入源を残せる運用商品は他にないでしょう。
弊社では不動産投資の基礎知識から応用まで幅広い世代の方にご案内しております。
個別に合わせた不動産投資のプランやシミュレーションの作成も行っておりますので
まずはお気軽にご相談ください。
ライフコンサルティング事業部
篠倉共晶
兵庫県加古川市出身。学生時代は中高大と部活動で野球に打ち込み、大学ではライブハウスでのバンド活動も並行して行う。
大学卒業を機に上京を決意し、社会人として周りよりも早く成長したいという思いでラクサスマネジメント株式会社に新卒入社。
実力主義の環境でトライアンドエラーを繰り返しつつ、未経験での営業活動に日々奮闘している。
趣味はギターを弾くことと銭湯に行ってサウナに入ること。