よく不動産は物価上昇に強い資産の一つとして知られています。
直近の日本経済では、日経平均株価の記録更新やマイナス金利の解除、金利の追加利上げ、株価の暴落などと多くの大きなニュースがあるなかで、今後の日本経済はどのようになっていくのでしょうか。
今回は一般的に景気に紐づいているといわれる物価の観点から考えてみます。
1950年以降の日本の物価をみてみると、1990年代初頭以降2020年過ぎ頃までおおむね横ばいで推移しています。
このことから日本はバブル崩壊以降約30年間、短期的な景気の上がり下がりはあったものの全体的には
景気の停滞からなかなか抜け出せずにいたことが分かります。
そしてやっとここ数年、継続的な物価上昇に加えて賃金の上昇も相まって、この「失われた30年」からの
脱却の糸口が掴めつつあるとも考えられています。
つまり“今の日本の経済は大きな変化の局面にある“といえるのです。
世界と比べた日本の物価推移
資料:GLOBAL NOTE 出典:IMF
続いて世界における日本の経済を見てみましょう。
1990年のバブル崩壊以降に注目して見てみると、やはり世界の主要国と比べて日本だけこの30年間でかなりの経済格差が生まれています。
このことから、この「失われた30年間」がいかに世界的にも異常な経済状態だったかうかがえると思います。
いま日本はこの「失われた30年」から変わりつつあります。
近年物価の上昇や賃金上昇、マイナス金利の解除や追加利上げなど、間違いなく日本経済はやっとインフレの動きを続けています。
ただこのような変化はまだまだ序章にすぎないでしょう。
なぜなら世界的にみてもまだまだ日本は低金利で(日本0.25%、アメリカ約5.5%(2024年8月現在))、異常な経済状態にあります。
つまりやっと経済が正常になってきたくらいなので、これからの日本は他の世界各国と同じように
当たり前のようにインフレが進んでいくことでしょう。
だからこそ今、我々はお金についての考え方も変えていく必要があるといえます。
これからの経済は現状維持ではなく目まぐるしく変化していきます。
当たり前に将来のお金の価値は目減りますし、物の値段は上がっていきます。それに伴って金利もここから上がっていきます。
そんな将来だからこそ、 “インフレ・物価変動”に強い不動産を、まだまだ低金利のうちに
持っておくのは良い選択肢といえるのではないでしょうか。
これまでの日本は30年もいわば現状維持の経済状態の中にいました。
そして今やっと経済が正常になりつつあり急な変化を遂げています。
様々な経済のニュースが飛び込んでくるので戸惑うこともあるかもしれませんが、
そもそも我々もお金に対する考え方をインフレ前提に変える必要があります。
インフレが進むこれからの世の中に備えて不動産を考えてみても面白いのではないでしょうか。
弊社では不動産投資の基礎知識から応用まで幅広い世代の方に活用しご案内しております。
実際に個別に合わせた不動産投資のプランやシミュレーションの作成も行っておりますのでまずはお気軽にご相談ください。
ライフコンサルティング事業部 篠倉共晶
兵庫県加古川市出身。学生時代は中高大と部活動で野球に打ち込み、大学ではライブハウスでのバンド活動も並行して行う。
大学卒業を機に上京を決意し、社会人として周りよりも早く成長したいという思いでラクサスマネジメント株式会社に新卒入社。
実力主義の環境でトライアンドエラーを繰り返しつつ、未経験での営業活動に日々奮闘している。
趣味はギターを弾くことと銭湯に行ってサウナに入ること。