私達が生活をしていく中で、深く意識をすることがなく消費税や所得税などの様々な税金を納めていると思います。
それらの税金が何に使われているのか、自分がどんな税金をいくら支払っているか、そもそも税金とは何か?といった社会人としては知っておきたい常識だけど実はなんとなくしか知らないといった方に向けて税金の基礎知識について解説します。
☆税金は社会で生きるために出し合う共益費
国は国民から少しずつ税金を集め、その税金で国民が安全で健康に暮らせるように、生活に必要なサービスや公共施設をつくります。
例えば、教育のための学校、治安維持のための警察、健康のための病院、インフラ整備のための道路、上下水道などの整備、
環境衛生対策のためのごみ収集処理施設などの生活に必要なサービスを維持するために税金が使われます。
☆税金を誰が納めるかによって、直接税と間接税に分けられる。
直接税=自分で納税
収入を得た人、贈与を受けた人、財産を取得した人などが支払う(所得税、贈与税、相続税など)
間接税=代わりに納税
消費者が支払うが、納税するのは企業(消費税、酒税など)
☆税金には国に納める国税と地方公共団体に納める地方税があります。
国税
消費税
すべての商品やサービスに取引段階で課税される。
所得税
個人の所得に対して負担する税金。
法人税
法人が事業によって得た所得に応じて負担する税金。
相続税
死亡した人から財産を相続または遺贈した人が相続した財産の評価額に応じて負担する税金。
贈与税
財産を無償でもらった人が負担する税金。
酒税
清酒やビールやワインなどの代金に含まれる税金。
その他
印紙税、登録免許税、石油ガス税、関税、揮発油税、たばこ税など。
地方税
住民税
一定以上の所得を得ている人が住んでいる地方公共団体に負担する税金。
事業税
事業を営んでいる法人や個人が所得などに応じて負担する税金。
自動車税
自動車を所有している法人や個人が負担する税金。
不動産取得税
土地や建物を取得したときに負担する税金。
固定資産税
土地や家屋および事業用の機械などを所有している法人や個人が負担する税金。
その他
都市計画税、国民健康保険税、地方たばこ税、ゴルフ場利用税、狩猟税など。
☆収入にかかるのが所得税と住民税
所得税と住民税は個人の所得に対してかかる税金。
所得があった人は所得税と住民税を納める
所得税は国に納め(国税)、住民税は地方公共団体に納める(地方税)
所得税とは
1月1日から12月31日までの1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた金額に一定の税率を適用して算出して税金。
住民税とは
一定以上の所得を得ている人が居住地域に納める税金。
☆所得税=課税所得額×税率-控除額
※課税所得とは1年間の全ての所得から経費や所得控除を差し引いた金額 。
☆所得税の税率は「累進課税」によって決まる。
累進課税とは所得が多いほど課せられる税率も上がるという課税の仕組み。
☆住民税=課税所得額×所得割10%+均等割5000円
住民税は所得割(定率)と均等割(定額)を合算
所得割とは「道府県民税4%+市町民税6%=10%」で、
均等割とは「道府県民税1500円+市町民税3500円=5000円」。住民税はこの2つの額を合わせて税額が決まる。
いかがだったでしょうか?
今回のコラムでは税金の基礎知識について解説してきました。
税金について知ることは将来の資産形成をしていく上でも重要なことです。
私達は生活をしていく中で多くの税金を支払っています。
特に所得税は累進課税制度により収入が上がれば上がるほど多くの税金を支払っていかなくてはなりません。
投資用不動産は確定申告の際に減価償却し、損益通算をすることで所得税は還付、住民税を軽減することができます。
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ライフコンサルティング事業部 小林理緒
神奈川県横浜市出身。
自己成長のためラクサスマネジメント株式会社に入社。
モットーは『時間は有限 可能性は無限』
素直な性格を活かし、日々営業活動に取り組んでいる。
目標は営業成績1番の営業マンになること。
休日はアニメを見て過ごしている。