ローン?現金?
不動産は数千万単位の大きな買い物なので、購入方法に迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般に不動産投資はローンを活用した方がいいといわれています。
今回はその不動産投資がローンを組んだ方がいい理由についてみていきましょう。
①不動産の取得資金を軽減できる
不動産投資の最大の特徴として賃料収入があります。
不動産を購入するには巨額の資金を投じる必要がありますが、あえて長期間のローンを活用して購入することで、賃料収入を返済(購入資金)の一部に充て結果的に購入資金を削減することができます。
このような具合です。
例)価格2000万・賃料収入6.5万・管理費1万の物件A
・現金購入の場合
購入自己資金額:2000万
自己資金回収年月:約30年
・ローンを組む場合(35年金利2%:月返済額6.6万)
月自己負担額:6.6万+1万-6.5万=1.1万
購入自己資金額:1.1万×35年(420カ月)=588万
自己資金回収年月:約8年
②ローンがもたらす透明性
不動産投資がローンを組んだ方がいいもう一つの理由についてみていきましょう。
仮にローンを組んで始める場合、まず銀行から融資をうけて物件を売主から購入することになりますが、その物件の価格を決めるのは物件の売主でも、買主でもありません。実際に物件を担保にとって融資を行う銀行側が決めます。そのような観点でローンを組むことで銀行が審判のように間に入って融資を行い、物件を公正に認められた適正な価格で取引することができ取引の透明性が圧倒的に高いといえます。
また銀行側の立場になって考えてみると、銀行もわざわざ取引の間に入って高額の融資を行うのでリスクを負っています。なので、銀行側も物件の将来的なリスクも含めて査定したうえで融資を行います。そういった意味で仮に物件が災害ですぐこわれてしまったり、べらぼうに立地が悪くて収益性が見込めなかったり、急激に資産価値が下がってしまうような物件だった場合には価値をつけることはないので、しっかりと価格がついて取引されている物件というのは、将来の考えられるリスクにおいて、銀行のお墨付きが得られるので安心して運用することができます。
以上のことから買主としてはあえてローンを組むことで、非常に安心して不動産投資に取りかかることができるといえるでしょう。
まとめ
今回は不動産投資があえてローンを組んだ方がいいもう一つの理由についてみてみました。やはりはじめは銀行から借金をすることに抵抗を感じる方も多くいらっしゃると思いますが、不動産投資においては全く別物です。逆にあえて銀行を介することで取引の安全性と常識の範囲内でのリスクが保証されるといえるので、レバレッジ効果も併せて積極的に活用していきましょう。
弊社では不動産投資の基礎知識から、応用まで幅広い世代の方に活用しご案内しておりますので、質問や不安などございましたら是非お気軽にご相談ください。
ライフコンサルティング事業部 篠倉共晶

兵庫県加古川市出身。学生時代は中高大と部活動で野球に打ち込み、大学ではライブハウスでのバンド活動も並行して行う。
大学卒業を機に上京を決意し、社会人として周りよりも早く成長したいという思いでラクサスマネジメント株式会社に新卒入社。
実力主義の環境でトライアンドエラーを繰り返しつつ、未経験での営業活動に日々奮闘している。
趣味はギターを弾くことと銭湯に行ってサウナに入ること。