【投資の考え方】アセットアロケーションとは

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【投資の考え方】アセットアロケーションとは


アセットアロケーションとは、運用する資金をどのような割合で投資するかを決めることです。
資産を意味する『アセット』と、配分を意味する『アロケーション』を組み合わせた言葉です。
アセットアロケーションの1番の目的は、資産運用において経済状況や金利変化に対するリスクの低減を減らすことにあります。

1つの手段、1つの種類、1カ所に集中して資産を運用するのではなく、分散させることでリスクも軽減されます。

資産運用において100%同じアセットに置いていると、インフレや予想外の危機が起こったときに大きなダメージを受けかねません。多種類の銘柄や資産市場を組み合わせる、つまりアセットアロケーションを適切な配分にしておけば、どこかの金融市場でショックが起こった時でも、ダメージを小さく抑えることが期待できるというわけです。人によって資産の状況やリスク許容度、運用目的は異なるため、アセットアロケーションはそれぞれ個人で異なります。 

 

ポートフォリオとの違い


アセットアロケーションとポートフォリオは混同されることが多いですが、両者には明確な違いがあります。

アセットアロケーションは資産クラス(同じ特性を持つ商品を種類毎に分けたグループ)をどういう配分で持つかを示すもので、ポートフォリオは資産クラスごとの金融商品を具体的に決めたものです。資産運用においてまずは、アセットアロケーションで資産の種類や分類の割合を決めます。その次に、アセットアロケーションで決めた割合に沿って、具体的な投資対象の地域や金融商品を決めるのがポートフォリオです。 

すなわち資産運用においては、ポートフォリオを組むために、まずはアセットアロケーションで大まかな資産配分を行う必要があります。両者の違いを正しく理解できると、資産運用が成功する可能性がより高くなるでしょう。 

 

アセットアロケーションで適切な配分にするための2つの視点

資産運用において最も重要なことはアセットアロケーションをどのように配分するかです。アセットアロケーションを検討するにあたり、以下の2つの視点に基づいて配分を決める必要があります。 

 

①値動きが連動しない資産を組み合わせる 

② どれくらいのリスクを取れるかを考える 

 

⑴ アセットアロケーションで適切な配分にするためには、値動きが連動しない資産を組み合わせましょう。

例えば、資産配分の基本となる国内外の株式と債券は、株式が値上がりすれば債券は値下がりし、株式が値下がりした時は債券が値上がりするというように、株式と債券の値動きは逆相関する傾向にあります。また、不動産やコモディティなどは、株や債券の相場から受ける影響が比較的小さく、独自の値動きをするとされています。 

このように値動きが逆相関する資産や、連動が少ない資産を組み合わせて投資することで、結果的に値動きが相殺され、全体的に安定した資産運用が期待できます。しかし、経済のグローバル化が進むなか、これらの資産クラスが金融危機などの際に同じ方向に動くことも多くなっており、以前に比べて分散の効果が小さくなっているという指摘も近年行われるようになりました。 

それでも変動幅や回復までの期間は異なることから、値動きが連動しない資産を組み合わせるアセットアロケーションの有効性は高いと言えるでしょう。 

 

⑵ アセットアロケーションで適切な配分にするためには、自身のリスク許容度を事前に設定しておきましょう。

リスクは値動きの幅を意味するため、価格変動リスクが大きいと狙える利益も大きくなり、反対にリスクを抑えれば損失だけでなく利益の幅も小さくなります。
そのため、自身のリスク許容度、つまり利益は小さくても損失が出にくい資産運用をしたいのか、損失を受け入れても積極的に利益を狙っていきたいのかをあらかじめ考えておかなくてはなりません。
 

運用できる期間が長い若年層ほどリスクを取りやすく、リタイアが近づくほどリスクは小さくすべきとの見方が多いですが、投資の目的やその人の性格や資産の額を考慮して個々に合わせた戦略を立てることが重要です。 

 

アセットアロケーションの資産クラス6つ

資産クラスとは市場別に取引されている各金融資産のことで、具体的には以下の通り6つに分類することができます。 

 

・株式(国内・外国) 

・債券(国内・外国) 

・不動産 

・コモディティ(ゴールド、プラチナなど) 

・暗号通貨(仮想通貨) 

・現金 


ハイリターンを狙うならハイリスクな資産クラスに投資することは必須で、株式・不動産などが該当します。
一般的に同じ資産クラスは、相関性の高い値動きをする傾向にあります。
そのため、リスクの高い資産クラスに多くの資金を投資していると、世界的に影響の大きな経済変動が起こった場合に多くの損失を被るリスクがあります。
少しでもリスクを軽減するためには、さまざまな資産クラスに投資してお金の置き場を分散させておくと安心です。
 

 

まとめ

ポートフォリオを組む時もリスク分散を考えなければいけませんが、その前にアセットアロケーションを考えてからポートフォリオを組むとリスク分散で失敗しにくいかと思います。 

株式や債券、現金預金は経済の影響を受けやすいですが、
不動産投資についてはインフレやデフレなどの経済の影響を受けにくい為、資産の一部として検討するのも良いのではないでしょうか。
 

不動産投資のことだけでなく、今後のライフプランに合わせてご提案して参りますので弊社のコンサルティングへご気軽にご相談下さい。 



ライフコンサルティング事業部 石井直子
 

Naoko Ishii ラクサスマネジメント株式会社/ライフコンサルティング事業部 営業
神奈川横須賀市出身。
社会人になってからは神奈川県の化粧品工場で品質管理、百貨店の美容部員として勤め、現職で東京へ。
化粧品業界とは別の業界に挑戦したいと思い、兼ねてから興味のあった不動産業界を選び、今の投資用不動産の営業へ転職。
全くノウハウや経験のない状態からのスタートだった為、日々新しい仕事に奮闘しつつも顧客を増やし新しいことへの挑戦をしている。
趣味はカフェ巡りで東京の土地や街並みを勉強中。

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