不動産投資が年金対策になる理由とは?

年金対策

年金とは何か

年金は、ある事由に該当する場合に毎年定期的に支給されるお金のことです。

一般的には老後の安定した生活を送るためのお金というイメージが強いですが、加入している年金の種類によって、ケガや病気が原因で障害状態に陥ってしまった時や、万が一の死亡時にも支給されます。

日本における年金制度は3階建ての構造となっており、1階部分が「国民年金(基礎年金)」、2階部分が「国民年金基金」や「厚生年金」、3階部分は企業や個人が任意で加入できる「私的年金」となっています。

職種に応じて第1~第3被保険者に分類され、その分類によって加入できる年金の種類が異なります。

年金制度は、日本に住む20歳~60歳までの働ける世代の人たち全員が加入し、その保険料を以て高齢者や本当に保障が必要な人たちに年金を給付する仕組みとなっています。

世代と世代の支え合いという考え方(賦課方式)のもと、将来の生活における様々なリスクに対して「世代を超えて社会全体で備える仕組み」として年金制度が存在しています。

年金だけで足りるの?

しかし、近年少子高齢化や財政不安などから経済紙などでは最低3000万蓄えがなければ老後の生活が破綻してしまうなどという記事を頻繁に目にしたり、昨年金融庁の年金に関わる報告書などで現行の年金ルールだと老後2000万円足りないという年金不安に対するニュースが良くささやかれています。

平成に入ってから何度も年金制度の改正がありましたが、すべて「給付を削減する」内容でした。

では、はたして実際老後にかかるお金はいくらあったら足りるのでしょうか?

実際に計算してみましょう。

セカンドライフのシミュレーション

現在では医療の発達などにより日本人の寿命は年々伸び続け人生100年時代などと言われたり、老後の事を第二の人生という意味でセカンドライフと言ったりします。

実際の数字でも厚生労労働省が出している簡易生命表を見ると令和元年の男性の平均寿命181.41年、女性は87.45年と前年比で言うと男性が0.16年、女性が0.13年と毎年寿命が延びているのがわかります。

現在、ゆとりある生活を送るために必要な資金はご夫婦2人で月349千円2に対して、公的年金の収入は月221千円3といわれており、毎月128千円の不足が生じます。

現在はさらにそれだけではなく、老齢厚生年金の支給開始年齢は段階的に65歳へと引き上げられており、それを踏まえて計算すると

年金支給がない60歳から65歳の期間の5年間で
34万9千円×12カ月×5年=2094万円

平均寿命の男女の中央値が84.43歳になり65歳からの年金不足分128千円ですので
12万8千円×12カ月×84.4-65歳=19.43年)=約29844千円

不足金の合計は2094万(年金支給がない期間の不足金)+29844千円(65歳からの年金不足分)=50784千円となります。

これはあくまでゆとりのある生活をしようとした場合の試算ですが、仕事を退職した後のセカンドライフでは24時間自分の時間になりますので趣味や旅行など意外とお金がかかってきます。

公的年金だけでは、老後におけるご家族の生活を賄うのは難しいかもしれません。

そのために私的年金等で公的年金の空白期間や不足分を計画的に準備しておかなければ、老後の生活も安心とは言えません。

1 出典:厚生労労働省HP「令和元年度簡易生命表」より
2 出典:生命保険文化センター「平成28年度生活保障に関する調査」より。
3 出典:厚生労働省HP「平成29年度の年金額改定についてお知らせします」より。
夫が平均的収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算42.8万円)で40年間就業し、妻がその期間すべて専業主婦であった世帯が年金を受け取り始める場合の給付水準。

マンション経営でできる年金対策とは

年金は原則65歳から2カ月ごと支給され、一生涯、受け取ることができます。

マンション経営は借主からの家賃が毎月入ってくるため、安定的な収入につながります。

「定期的に継続して得られる」という点では、年金と同じです。

この定期的に継続して得られるというのがマンション経営の年金対策における最大のメリットです。

例えば、貯蓄だけをメインに年金対策した場合、厚生労働省の『平成28年度 国民生活基礎調査「各種世帯の所得等の状況」によると、1世帯当たりの平均貯蓄額は約1,031万円です。

このお金を全て生活や趣味、旅行などの楽しみのために使えればよいのですが、病気になった時のことも考えなければなりません。

また、持ち家の場合は家の修繕などにお金を使うことになる可能性もあります。

現在は低金利状態で、銀行に預金してもほとんど増えることはありません。
大手銀行の定期預金でも金利0.01%であるため、1,000万円預金しても年間1,000円の利息しか付かないのです。

そこで、年金にプラスできる収入源として挙げられるのが不動産投資です。

不動産投資ならば、借り手から家賃が入ることで安定的な収入が期待できます。毎月一定の金額が入るため、楽しみに使うゆとり資金だけではなく、新たな貯蓄に回すことも可能です。

年金世代でありながら、資産を減らすだけではなく新たな資産を作ることができるというのは非常に魅力的ではないでしょうか。

特に最近は長生きすることで蓄えていた貯蓄を使い果たしてしまう「長生きリスク」も問題になっています。

不動産投資ならば定期収入が期待できるため、長生きしても貯蓄がすべて無くなるリスクにも対応できるはずです。

こう言った不動産会社には気を付けて

一般的にマンション経営をはじめる場合、不動産会社を通して物件を探すことになります。
マンション経営を成功させられるか否かは、不動産会社選びがカギを握っているともいえます。

ここでは不動産会社選びの気を付ける3つのポイントについてお話させていただきます。

1. 提案力

年収や貯蓄額、年齢などの情報を把握する前から具体的な物件をすすめてくる不動産会社は、あまりおすすめできません。

なぜならば、残っている物件を早く売ってしまいたいなど、不動産会社が有利になるように販売しようと考えている可能性があります。

しっかりと本人に合わせた提案をしてくれる不動産会社を選びましょう。

2. 透明性

不動産投資をはじめる際に一番気になるのが、失敗してしまうリスクでしょう。

善良な不動産会社は将来的なリスクや失敗例などを教えてくれます。
失敗例から学び、リスクを避けることで成功に近づけるのですから、お客様としても安心することができます。

3. 信用力 

不動産会社の中には購入してもらうためにその場だけいい事を言いその後のフォローを全くしない会社があるのも事実です。

そういった売りっぱなしの会社に多いのがHPなどを見ると社員のプロフィールがなく担当の情報が一切わからない会社が多いです。

今はインターネットなど自分で情報を取りに行ける時代です。
信用できる会社かしっかり調べ見極める事が重要です。

また、会社だけでなく担当者に満足できない場合は「他の担当者に変更してほしい」と正直に伝えることも大切です。
しっかりとお客さま目線で物件を選んでくれる 不動産会社を利用するようにしましょう。

弊社では、お客様同士情報交換ができるラクサス会や担当の人となりがわかるようにWEB上でプロフィールを確認することができ、新築から中古までお客様に合わせた提案をさせて頂いております。

ご相談の際は是非お気軽にお問い合わせください。
投稿者:ラクサスマネジメント代表取締役 川原亮二

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