昨今、ニュースや新聞、インターネット等で「金利」という言葉を耳にする機会があると思います。
しかし、実はその意味を詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは金利についての基礎的な用語を解説していきます。
借入金額に対して、どれくらいの割合で利息(利子)が発生するかを表した言葉です。
例えば、10万円を借りて金利が10%の場合、
返済するときは元金の10万円に加えて10%にあたる1万円を利子として支払うことになります。
それぞれの金融機関が日本銀行(日銀)の金融政策に基づいて金利を決めています。
日銀は、景気動向に応じて金融政策を実施し、金融市場に出回るお金の量を調整しています。
0利息(利子)の形態には、大きく分けて「単利」と「複利」の2種類があります。
単利
元金に対してのみ利息が発生
例えば、銀行に100万円を年1%の金利で預けた場合、
単利であれば1年後に1%の金利が上乗せされて、101万円になります。
2年後には、また同じように1%の金利が上乗せされて102万円に、3年後には103万円になります。
複利
元金に利息を加えた金額に対して、利息が発生します。
単利と同じ条件で銀行に100万円を年1%の金利で預けた場合、
複利は1年後には1%の金利が上乗せされて101万円になります。
2年後には「101万円」に1%の金利が上乗せされて、102万100円になります。
3年後には「102万100円に1%の金利が上乗せされて、103万301円になります。
上記の通り、3年間で受け取る金額としては単利より複利のほうが多くなるのです。
そのため、預金や投資といった貸主としての立場で考えるときは、複利のほうがお金を増やしやすくなりますが、
お金を借りるときの立場で考えるときは、複利よりも単利のほうが、最終的な返済金額は少なくなることを覚えておきましょう。
金利には「固定金利」と「変動金利」の2種類が存在します。
固定金利
借入時からあらかじめ決められた期間において、金利が一定で変わらない。
固定金利には、固定金利選択型と全期間固定金利の2つの種類が存在します。
固定金利選択型
借入時に決めた一定期間(3年、5年、10年、20年、等)は金利の変動なし。
期間終了後は、一般的には変動金利になるか、あらためて固定金利選択型を選ぶことができ、
金利は固定期間が長いほど高く設定される傾向にあります。
全期間固定金利
借入時から完済まで金利が一切変わらない。
市場金利が変動しても金利が変わらず、返済額が一定です。
金利上昇のリスクがないため安心なローンであり、
借入時に完済までの返済額が確定するので資産計画が立てやすいのがメリットですが、
変動金利よりも金利が高く設定されているケースが多いです。
変動金利
一定期間ごとに金利が変動する
一般的に半年ごとに、市場金利の変動に応じて適用金利の見直しが行われます。
ただし、たとえ適用金利が変動したとしても一般的に月々の返済額は5年間変わりません。
また、見直し後の返済額は直前の最大1.25倍までというルールがあるため、大幅に返済額が増えることはありません。
通常、変動金利は固定金利よりも低く設定されています。
いかがだったでしょうか?
今回のコラムではそもそも金利とは何かという基礎的なところから解説してきました。
金利について理解することでご自身の資産計画にも活かしていただければ幸いです。
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ライフコンサルティング事業部
小林理緒
神奈川県横浜市出身。
自己成長のためラクサスマネジメント株式会社に入社。
モットーは『時間は有限 可能性は無限』
素直な性格を活かし、日々営業活動に取り組んでいる。
目標は営業成績1番の営業マンになること。
休日はアニメを見て過ごしている。