はじめに
節税と聞くと、多くの人は企業や富裕層が行う複雑な仕組みをイメージするかもしれません。しかし、節税は誰にとっても関係のある話題であり、生涯の資金計画を考えるうえで避けては通れないものです。特に不動産投資は、節税の有効な手段として注目されるだけでなく、安定した収益を得られる資産形成の方法としても有用です。本コラムでは、生涯で納税する所得税や住民税、課税所得がどのように生活を左右するか、節税の意義について掘り下げていきます!
1. 生涯で納税する所得税と住民税
私たちは働き、収入を得ることで所得税や住民税を支払います。これらの税金は、累進課税制度によって収入が増えるほど高くなります。
私たちは今日から定年を迎えるその日まで、いくらの税金を収めることになるのでしょうか?
実際に個別に計算してみました!
《現時点の年齢から65歳までに収める所得税・住民税の総額》

仮に35歳から65歳までの30年間、年収が650万円であった場合、所得税と住民税を合わせて約5,000万円以上支払う計算になります。さらに年収の上昇を加味すればその総額は表以上になって行くでしょう。節税対策を取り、年間で60万円税額を減らせば、生涯で2,100万円以上の節約が可能です。節税の重要性はまさにここにあります。
このように概算上ですら、節税をする人としない人では生涯に活用できる資産が2,000万円以上も変わることになるのです。
2.節税の恩恵と不動産投資
課税所得とは、収入から経費や控除を差し引いた後の金額です。この課税所得が少なくなるほど、納める税額も少なくなります。
また、保育料や社会保険料の負担額は課税所得が一定のラインを超えるとその額が増減します。つまり、課税所得を下げることで、これらの費用負担も軽減できる可能性があります。
つまり目先の金額だけでなく、
しかしながら、サラリーマンの場合、給与所得が主な収入源となるため、直接的にできる節税策が限られます。給与からはすでに源泉徴収されているため、後から自分で節税をする機会が少ないというのも実情です。
3. 節税が家計に与える影響
節税は単に税額を減らすだけでなく、家計の可処分所得が増え、教育費や老後資金の準備を先回りして行うことができ、計画や進行がスムーズになります。
また、節税を講じることで家計全体に余裕をもたらします。税金を減らせば、その分を貯蓄や投資に回すことができます。こうした長期的な視点で考えると、節税は単なる節約手段ではなく、人生の質を高める手段とも言えるのです。
たとえば、毎年60万円を節税できた場合、それを資産運用に回せば、さらに資産を増やすことが可能です。
このようなことから年間にまとまった金額の節税と資産形成を同時に行うことができる不動産投資が有効なのです。
4. まとめ
税金は公共の利益を守り、社会の運営に必要な費用をまかなう非常に大切なお金です。一方で私たちの生活では家族や両親、自身の将来も同等以上に大切なものです。
その二者間の調整を図り、自身の将来の財務計画を最適化するうえで、節税は必要不可欠な要素です。
将来の資産形成を支える効果において特に不動産投資は、所得税や住民税を軽減することで家計に余裕を生み、節税として有用であるだけでなく、資産形成や安定した家賃収入を得る手段としても優れています。適切な物件を選び、管理をプロに任せることで手間を抑えながら、長期的な収益を見込むことができます。
節税と長期的な資産計画として不動産投資をぜひ検討してみてください。
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飯島陸