導入
2024/07/31に日銀により0.15%の政策金利の利上げが発表されました。預金金利、株価、債券価格などさまざまな方面に影響があった中、不動産価格へはどのような影響があるのでしょうか?
今回は金利の上昇がどのように不動産価格に影響を与えるのか、そのメカニズムと今後の展望についてまとめます。ぜひ参考にしてみてください。
金利が上昇するとどうなる?
中央銀行の利上げに伴い、現在主要銀行と多くの地方銀行でも金利の修正が上昇方向に進んでいます。
普通預金金利の上昇も起きている一方、住宅ローン金利も上がっていくと予想されます。
一般論として、住宅ローン金利が上がれば支払いの総額が増えるため、買い需要が落ち込むため不動産の需要自体が減少し、購入希望者は価格が手頃な物件に絞り込む傾向が強まり、高価格帯の不動産の需要が低下します。売り手側は、需要減少に対応するため、価格を下げるか、販売を延期することが増えるでしょう。
このような理由から最終的には不動産価格自体が下落すると言われています。
これが金利上昇と不動産価格の関係と仕組みです。
単身者向けマンションへの影響は?
では、単身者向けのマンションへの影響はどうでしょうか?
さらなる金利引き上げを行う場合、全体的な不動産価格の下落は避けられないかもしれません。ただし、その影響は地域や物件の種類によって大きく異なります。特に都市部における単身者向けマンションでは、また違った動きを見せています。
一般的なファミリータイプの住宅に比べ、単身者向けマンションは全体の価格が小さいため、金利上昇の影響は比較的小さく収まることが多いことに加え、都市部への人口集中や、利便性を重視する単身者のニーズが高いため、需要と価格の上昇は今後も続いていくと言われています。
つまり、一口に不動産と言っても不動産にも個性があるということです。これらの個性を見極めることができれば、不動産への投資は非常に有効です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
不動産価格は、ここに示すように社会情勢や人口など日々さまざまな影響を受けています。
しかし、これはすべての運用商品のみに限らず、物価や賃金すべてに言えることでしょう。だからこそ、自身の生活や将来を守る資産形成には正しい知識と信頼できるパートナーが必要です。
昨今、情報収集は簡単でありながらも、その精査は非常に困難になってきています。
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ライフコンサルティング事業部
飯島陸